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"一角獣の謎 - Mystery of the UNICORN - "

「Dragon Valley以来となるコンセプチュアルミニアルバム！」

相反する二つの事があったとして。
例えば光/影、単純/複雑、始まり/終わり。

それらの言葉が使われる意図としてはあくまでも
どの角度から物を「見る/考える」かの
基準を示す為であって、
それぞれの相反する事柄は実はお互いを
内包しあって存在している気がしています。

ただ”やりたいことをD.I.Yでやる！”というシンプルな
事の筈なのに実際はそれがすごく難しく、
やりたいことをやるために越えなければならない
ハードルのなんと多いことか（笑）。

本作もシンプルに「作りたい」と思う作品を目指したのですが、
その工程は複雑極まりないものとなりました（笑）。

今回は2006～07年に発表した「Dragon Valley」三部作以来となる
コンセプチュアル・アルバムの形をとっています。
自分的にはこれを、

”ある物語があって世界があって、その中を
収録された楽曲達がスイスイと泳ぎながら、
それを聞いてくれた人の数だけ物語が様々に彩られていく”

という風に定義しているんですが、
新作を作るにあたって冒頭でも言ったように
「やりたいこと」をシンプルにやろう！と
考えているうちに、このBOG史上最も制作が難しく
複雑な形態に行き着くことになろうとは
構想の時点では予想だにしませんでした（笑）。

今回はそこに「時間との闘い」という愉快な仲間が加わり、
一時はリリースを延期しようかと思う程の状況へ
追い込まれていったわけですが、
その分、ミニアルバムにもかかわらず相当に
中身の濃い1作が出来たのではないかと思っています！


そんな気持ちの入った新作に参加していただいた
ヴォーカリストの皆さんには感謝の気持ちで一杯です！

BOGオリジナル作にはなんと4年ぶり（！）となる
霜月はるかさん！binaria好きとしては前作”a p r i o r i”での
Annabelさんに続き待望のやなぎなぎさん！、
そしてわれらがカヒーナ嬢とどなたも
曲者ぞろいとなった今回の楽曲達に
素晴らしい命を吹き込んで下さったことに
この場を借りて厚く御礼申し上げます！

今回はジャケット・デザインやインナーにも今まで以上に
チームBOG一丸となって制作に臨みましたので
その成果を音楽とあわせ堪能してもらえたら嬉しいです。

タイトルは「一角獣の謎 - Mystery of the UNICORN - 」。
水辺のほとりに現れる一角獣を巡る冒険譚、開幕です！


2012/10/26
Barbarian On The Groove
（文責：wight）

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