"A Grief Parede"
グリーフ・パレード
01. 誰が為に鐘は鳴る (feat. 柳麻美)
02. A Grief Parade (feat. IKU)
03. Time Flies (instrumental)
04. 偽りの笑顔 (feat. IKU)
05. Broken Bells (feat. 柳麻美)
all songs lyrics, music & arrangement by Wight (BOG/Bandalucia)
"A Grief Parede"
グリーフ・パレード
「悲しみのパレード」
最近はあまりに楽しんで作っているので
それだけですっかり満足してしまって
あえて語りたい!って気持ちがだんだん
少なくなってきたんですよね。
とはいえネタがない訳ではなく(むしろある)ので
こうしていそいそと書き記している訳なんですが。
もちろん書き始めるとあれやこれやと
止まらなくなるですねこれがまた(笑)。
昔からギターサウンドが大好きで、
(もちろん今でも大好き)
バンダルシアの初期なんかはそこに注力して
サウンドメイクをしていた感じだったんですが、
ここ最近は同じくらい好きだった
アナログシンセにどっぷりはまっていて
最近ようやくイメージに近い音が鳴らせるように
なってきました。
他にもヴァイオリンなんかの弦楽器や、
フルートやケルト音楽でよく登場するパン・ホイッスルなどの
民族楽器とか好きな楽器はたくさんありますが、
自分の中では全部共通した感触があるんですよね。
それは「郷愁感」というか「宇宙感」というか。
何処かに導かれていくような
哀愁漂う音が大好きなんですね。
夢の中にいるような…。
まぁそれはたまに悪夢だったりもするんですが(笑)。
今作でもIKUさんと柳麻美さんが
ヴォーカルを務めてくださっています。
最近はもう「こんなふうに歌って!」とかいう、
リクエストとか全くしないんですよ。
曲を渡して歌詞を見てもらえば
お二人がお二人のイメージで
歌ってくれてそれがこちらの望むものに
なっているという、理想的なコラボ状態。
一緒にあれこれ考えながら作る楽しさも
もちろん素敵ですが、基本的に私は
「歌ってくれる人を選んだ時点でおまかせでOK」
なタイプなので本当に理想的な環境です。
だってイメージと1ミリもズレがないんですから(笑)。
最近は曲を作っている時から
お二人の歌声が聞こえてきます。
そうそう、歌詞の事にも少し触れておきますと.
今作は人が人生で何度か経験する、とある儀式での
一コマを描いています。
出来れば経験したくない儀式。
そこには悲しみと感謝と切なさと愛おしさと、
まさに感情のパレード状態で
様々な思いが溢れています。
それがなんなのかはあえて書きませんが
そんな「裏テーマ」が何なのかを想像しながら
聞いてもらっても面白いかもしれません。
もし気がついたらぜひ私に尋ねてみてください。
イベントの時でもメッセージでも。
別に隠している訳ではありませんので(笑)。
もちろん「切ない曲だな~」とか
「優しい曲だな~」とか好きなように聞いてもらえれば
それで充分なんですが、
こういうネタ話って音楽好きには面白いですよね(笑)。
私も大の音楽好きなので、そんな風にも
楽しんでもらえたらなと思っています。
前回でネタフリしたバンダルシアのアルバムの件も
諦めてはいません。イメージはもうできているので
あとは形にする時間だけ。
それが早く出来たらいいなぁ~、ということで
本作も皆さんの心に響きますように。
2018/10/21
Wight
(BOG/Bandalucia)