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"...Look Up and Wonder"
ルック・アップ・アンド・ワンダー / 空に想う

「願う気持ちが空を越えていく」

本当に本当に目まぐるしい1年でした。
前作を春に作ったのが昨日の事のようで。
引越をしたり新しい仕事をしたりと
生活が結構変わったのもその要因かもしれませんが。

そうそう。
今年は活動開始以来初めて夏コミを
お休みしたんですよね。
とーってものんびりできた（訳でもない）んですが
ちと、不安でもありました。

新しい生活環境でもう一度自分の中に
音楽は鳴り響くのかなと。
基本的にオリジナル作はいわゆる
制作仕事とは考えていないので、
「自分の中で鳴らすべき音楽」が
響かない限り作る意味はないのです。
鳴らなければ作らない。それだけ。

もちろん本当に気ままなだけではCDは作れませんから（笑）
スケジューリングなんかも踏まえ、
大切な仲間達から色々インスピレーションを
もらったりしつつ、いざ作り始めてみると
あっさりと答えが待っていました。

「パープルハートの続きが聴きたかったんだ」

「パープルハート」は前作に収録されている
IKUさんが歌ってくれたインタールード的な
短い曲なのですが、
自分にしては珍しくこの曲の登場人物の物語の
詳細がとても気になっていたようで。

次々と楽曲が上がっていく中、最後の曲は
どんな曲にしようかと思案していた時、
Aメロ、Bメロがあっさりとパープルハートに繋がっていき、
ロングヴァージョンが出来上がったのでした。

まるで最初から決められていたかのように、
全ての曲がひとつのアルバムとして
すーっとまとまっていくぞ…

てことは。

念願のfeat. IKUをやるのはまさに今か！
とばかりにすぐさまIKUさんにお願いして
遂に実現することが出来たのが本作です。

驚いたのは完成したサウンドが、
自分が長年ずっとやりたかった

Trip Hop + Downtempo + Dream Pop x 80's Fravor

だったことで、
そんなサウンドにまたIKUさんの歌が
信じがたいほどに上手くはまってくれている様は
まさにオレ得な至福の感覚でした。
このサウンドは今回まさにこのタイミングでやるために
いままで大切にとってあったんだなと。

*

もう一人のレギュラーメンバーのまみっこは
いま遠い地平線まで旅に出ている訳ですが（笑）、
ひとまわりもふたまわりも大きくなって帰ってきてくれたその時に
「IKUさんとこんなん作ってたよ！」と
胸を張れるなという意味でも、今作を完成させられたことを
とても嬉しく思っています。

それにしても。
本作が自分のイメージ以上のものになったのは
変幻自在のIKUさんの歌があってこそ。
時に切なく、時に少年のように、
そして全てを育む大地のように、
響いてくれるIKUさんの歌は自分にとって
大切な宝物です。
いくら感謝してもしきれません。

IKUさんほんとにどうもありがとうー！

てことで。

ほんとに早く聞いてほしいんですってば！
毎回言ってますが…。
この充実感がある限り、
まだまだ作れそうですね。

新たなる扉、開いたかもです。


2017/12/25 MerryXmas
Wight
（BOG/Bandalucia）