"Chiaroscuro"
キアロスクーロ
■ 定価:¥1,700(税抜)
■ JAN-4580330220409
■ 品番:KGM-02004
■ 2016/4/24 M3頒布開始
Produced by
Wight (BOG/Bandalucia)
Featuring Vocalist : 柳麻美
Additional Guitars : Kaworu Yoshino
Additional Violins : Kanaco
01. 突然の雨
02. 流れ星
03. 夢と楽園
04. 星に還る
05. Daybreak - additional violin ver -
all songs lyrics, music & arrangement by Wight (BOG/Bandalucia)
"Chiaroscuro feat. Mami Yanagi"
キアロスクーロ
「届くとか届かないとか」
見えるとか見えないとか。
分かり合えるとかあえないとか。
明るいとか暗いとか。
好かれたとか嫌われたとか。
上手くいったとかいかないとか。
いろんなことを気にかけて
人は生きています。
もちろん自分もそうでした。
でも気がついたらそういうのは
本当にどうでもいいことなんだなと
思うようになりました。
むしろ逆に、
上手くいくのといかないのとの間に違いはなくて
楽しいと苦しいの間に違いはなくて
最終的には自分が決めることなんだなと。
一般的な話ではなく。
タイトルの「キアロスクーロ」は
いわゆる「コントラスト」みたいな意味です。
本来なら光と影の陰影が物事の形を描き出す、
みたいな感じになるのでしょうが、本作では
むしろ問いかけに近いです。
「あなたは何を「明」とし、何を「暗」としますか?」
とでもいうような。
で、制作時にイメージしていた情景はというと、
渇いた土地を理由もわからずただひたすらに進んでいく
そんな感じ。
なのでサウンドもそんな感じで結構渇いています。
ここ最近の作品にずっと参加してくれている
ギターの吉野さんにも「今回は結構、荒野を行くかも」と
話したりしていましたが、
こちらが想像していた以上にいい感じで
渇いたギターを響かせてくれました。
そしてそして、
渇いていてかつ明であり暗でもあり
希望でもあり絶望にもなりうる歌声…
そんな難題に挑んでくださったのは
誰もが認めるであろう実力派シンガーの
柳麻美さん。
ファンの方々は既にご承知でしょうが、
彼女の歌声はすごく深いんです。
上手いとか歌唱力が云々とかはもちろんそうなのですが
なんというか、ただただ深いのです…。
いままでもたくさんの素晴らしい歌い手さん達が
それぞれに魅力的な歌声を聞かせてくれましたが、
本作にはその「底知れぬ深さ」(もちろん褒めてますw)が
ぴったりとはまっているのではないかなと。
普段の彼女は不気味な「底知れぬ」感などは全くなく
むしろ明るく朗らかな方なんですが、
そこがまた底知れず…
なんていってみたりして(笑)。
本作の最後には記念すべきBandarucia第1作に
収録されている楽曲「Daybreak」の新録が
収録されています。
これはもちろん「星に還」って
「夜明け」(Daybreak)を迎える、
っていう仕掛けなのですが(笑)、
夜空を切り裂くような素敵なヴァイオリンを
シモツキンのライブなどでもお馴染み、
多方面でご活躍されている
Kanacoさんが弾いてくださっています。
収録自体はかなり以前にしていただいていたものの、
なかなか発表する機会がなかったのですが、
今回こうして皆様にお届けできることを
大変嬉しく思っています。
ということでやはり春はいつもと違うことを
やってしまうのだなと、これはもはや
逃れられぬ業なのだなと(笑)、
そんなことを感じつつ、
本作も皆様の日々のサウンドトラックになりますように…。
一人でも多くの人の心に届きますように。
2016/04/20
Wight
(BOG/Bandalucia)