Barbarian On The Groove - Official Web Site

"Astral Ending"
アストラル・エンディング

「星のような終わり方」

本作は昨年の冬にBOGの派生ユニットとして
スタートさせたBandalucia/バンダルシアの
約1年振りとなる第2作です。
このサイトでBandaluciaのことを
ちゃんと書くのは初めてなので
ちょっとご説明をば。

BOGってのはもう小学生が成人しちゃうくらい（笑）の
長きにわたる間、作品を作り続けてきたので
自分の中で「こうありたい/あってほしい」みたいな
サウンドイメージが出来てしまっていたりします。

もちろん最初はやりたいことをやっていたし、
これからもどんどんアップデートしていきたいのですが
曲を作っていると知らず知らずのうちに、
「これはちょっとBOGには違うかな…」
みたいな自主規制がかかることがあり、
それが凄く嫌で。

いつの間にか「みんなが喜んでくれそうな」ってことを
必要以上に意識してしまっているのでは…
なんて思うこともありました。

そんな中、1回ちょっとリセットして自分の中から出てくる
音楽と向き合ってみよう、と思って作ったのが
Bandalucia第1作「Daybreak」でした。

作品のテーマとかそういうのは今更ながらあらためて
「Daybreak」特設ページを作りたいと思っているので
そちらに書くとして、
結果、音楽的にはBOGとさほど変わらず、という
節も多々ありましたが（笑）、本人的には
「過剰なプレッシャーを自分にかける必要がない」
場所を持てたということが物凄く良かった。
精神的に凄く解放された気がしました。

で、本作はその続編となる訳なんですが、
自分の中に前からあった「ダーク・ファンタジー」的な
要素が色濃く出た1枚になったかと。

ヘヴィなのから切な系炸裂みたいなのまで色々ですが、
アルバムタイトル曲「Astral Ending」は
「人生の終わり」についての歌です。

空に輝く星の光は長い長い時間を経て
我々の目に届いているのだけど、
その光を目にした時には
星はもう消滅してしまっている

…なんて話がすごく人生の終わりと
似ている気がして。
それはきっと星がふっと消えちゃうみたいな
感じなのかも…と。

楽曲的には前作「Daybreak」を聴いてくれている人は
ニヤリとしてもらえるのではないかと思いますんで
未聴の方はこれを機にぜひぜひ
チェックしてみてくださいませ。

今作は誰もが予期せぬ旅立ちを
見送る側と旅立つ側の
それぞれに向けたレクイエム、
みたいな1作です。


てことで話は尽きませんが
続きはまた次回ということで…。


2015/10/22
BOG / Bandalucia
Wight